くそったれ人生。

惨め日記の新たな置き場所です。

休養中のリスニング状況。

このうんこブログを更新するくらいしかやることがない。こんばんは。黒子です。

 

大分腰と左足の具合が良くなってきていて一安心。今回の痛め方は結構ガチでヤバく、「俺このまま左足が不自由になるのか・・・?」と心配になるレベルで痛みと痺れがあり、立っていると足が痛いし座っていると腰が痛いのでマジに寝ているしか出来なかった。二週間近く仕事休んだのは社会人になってから初めてかも。インフルエンザや胃腸炎の時もこんなに休まなかったし。

 

休養中なので特に楽しいことなど何もなく、起きていても生きていてもしょうがないのでは?とか、そういったことばかりが頭をよぎり陰鬱な気分になることが多かったのですが、やっぱり何かしら音楽は聞きたくなるもので、休養中の間主にリスニングしていた音源を紹介したいと思います。

 

・AXIA (1985) - 斉藤由貴 

今尚その魅力衰えぬ魔性の美熟女優・斉藤由貴の1stアルバム。これは80年代アイドル歌謡のお勉強をしている際にその存在を知って、中身もわからぬまま完全にジャケ買いして大当たりした作品でした。ジャケ当時の斉藤由貴ご本人のポニテ美少女っぷりったらないです。当時の他のアイドル・女優達とは一線を画す、とても10代とは思えない落ち着いた愁いのある透き通った声が大変魅力的な一枚です。歌詞世界はさすがに昭和だなァ~となるものが多いのですが、後の魔性の女の片鱗(?)を覗わせる小悪魔的な要素が強い『AXIA ~かなしいことり~』、『フィナーレの風』、『感傷ロマンス』といった聞き手をドキリとさせる楽曲達が実に良いです。シングル曲の『卒業』と『白い炎』の二曲の強力さは言わずもがな。80年代アイドル歌謡の名盤と言って良い一枚だと思います。

 

・Burzum/Aske (1995) - Burzum

今更語るまでもないかも知れない悪名高きノルウェイジャン・ブラックメタルの代表格Burzumの1stアルバムとEPをカップリングした編集盤です。正直この休養中一番聞いていたのがこれ。腰痛で憂鬱な精神状態にはぴったりの一枚でした。中の人の悪行や思想的な部分についてここで改めて言及する必要はないと思うのでしませんが、まだブラックメタル自体が黎明期というか発展途上の時期に、何故こうまで心を完全に閉ざしたような陰鬱な音をやろうと思い立ったのか。そこにBurzumの革新性はあったのでは?ミニマルなリフの反復、ダークアンビエント的なキーボードの導入、悲痛な絶叫ヴォイスと、後のデプレシッブなブラックメタルの基本要素は全てこのアルバムにあるように思います。

 

・Taxi Driver: Original Soundtrack Recording (1976) - Bernard Herrmann

アメリカン・ニュー・シネマの傑作であるタクシードライバーのサントラ盤です。映画も大傑作なのですが、サントラも実に良い。甘く気怠いサックスがリードする、作中で描かれる猥雑な夜の都市の風景を想起させる音像がたまらない一枚です。正直今までお勉強的にジャズの名盤を買ったりはしていたのですが、どうにもハマれず、「俺にはやっぱジャズは合わないのかな~」とか思っていたのですが、このアルバムにはガッツリハマりました。というかこのアルバムは純粋なジャズではなく、あくまでジャズ要素のあるオーケストレーション、映画音楽である訳なのですが、その作り込まれた重厚な音像と繰り返し流れるメインテーマの秀逸さに引き込まれる傑作です。ボーナストラックの劇中未使用楽曲達も良いです。

 

 

休養中主にこれら三枚をローテーションして痛みと痺れに耐えていました。月曜からは社会復帰せにゃならずぴえんです。