くそったれ人生。

惨め日記の新たな置き場所です。

最近の視聴状況など。

こんにちは。黒子です。相変わらず放置しがちですが、たまには更新を。

 

今期も相変わらずガンダムWの再放送しか見てないです。だってぶっちぎりに覇権アニメなんだもん。ナチュラルに狂ったやべー奴らしか出てこない最高のアニメですよ。あとそのやべー奴らに無駄がない。無駄なくやべー奴らが配置され物語を動かし加速させていくとこがいい。

 

ちょっと前に劇場版フリクリ プログレを見ました。フリクリ、それまで作品自体を知らずプログレが初見だったのですが、圧倒的にファンキー・グルーヴィー・サイケデリックなノリに一発でやられました。ここまでサイケデリック・スピード・フリークスなアニメは見たことねぇってなりました。

 

全ての始まりのOVA版も見なきゃとなり、ボックスを購入して見ました。ネット上だと「OVAが至高。オルタナプログレはクソ」という意見が圧倒的に多い感じだったんですが、そこまで貶めることねぇだろってなったのが正直なところ。

 

フリクリOVAは青年誌漫画的というか、ナオ太の自意識・性的欲望・成長という部分が主にあり、視聴後の感覚としては岡崎京子の漫画を読んだ後に近いものを感じました。はっきり言うと見てて「リバーズ・エッジだなァ~」ってなってました。マミ美とかまんま岡崎作品に出てきそうなキャラだしね。ドロドロした感情がマーブルに渦巻いている感じがすごく岡崎京子だな~と思いました。

だからOVAとオルタナプログレは別物なので、後者を「こんなのフリクリじゃねぇ」と言いたい人たちの気持ちもわかるんだけど、でも出来が悪いわけじゃないと思うし、どちらというと(個人的には)出来はよくて面白いと思うのでこれを楽しまないのはもったいないと思う。

OVAは或る程度アニメ・漫画といったサブカルチャー慣れしてる大人向けの作品て感じだけど、オルタナプログレはもっと(いろんな意味で)幅の広い現代のアニメファンに向けて作ってある感じがするので、確かに続編と言われてしまうと90年代サブカル感を期待している人は肩透かしを食らうかも知れない。

続編というよりかは現代的にリミックスしたものと捉えるのはどうだろうかと思ったりもする。

新海誠が『君の名は』を作った時、初期の女々しい男のセンチメンタル過剰路線を愛していたオタク(自分も含む)たちはこぞって叩きましたが、でもあれはあれで確実に出来はよくて面白くてヒットしたわけだから、それはそれとして認めないといけないんですよ。

今のIn Flamesにもう一度LUNAR STRAINみたいなアルバムを作れと言っても無理なのと同じわけです。

つーかよ、普通に面白いじゃンよ…。

プログレを見て自分は「林原めぐみってやっぱマジモンのレジェンドだわ」と再認識・再確認できたのがよかった。林原めぐみ主演の90年代アニメを漁りたくなったくらい。

あと水瀬いのり。正直歌手としては好きだけど声優としてはナメてたとこがあったんだけど、プログレで今のしてきてる若手女性声優の中では頭一つも二つも抜けるなァと思ったよ。『言の葉の庭』で花澤香奈が抜きん出たと感じたけど、それと同じものをプログレ水瀬いのりからは感じた。きっちり慟哭・絶叫が演じられるのは強い。推せる。

 

面白い・良いと思ったものは素直に推していきたい。